モカ、ありがとう・・・ごめんね。(2)
前文の続きです。
-----------------------------------------------------------------------------
翌日、旦那は日曜出勤で朝早くから夜遅くまで仕事でした。
朝9時。
先生から電話がかかりました。
「面会にいらっしゃいますか?
正直、あまり状態はよくありません・・」と。
すぐに一人で行きました。
モカは酸素室で一人で頑張っていました。
とてもとても小さな体で・・・
モカはじっと動かず上を向いて口で呼吸をしていました。
ハァハァと、とても苦しそうに。
先生が、「昨日は鼻の色も良かったんですが今日はチアノーゼが出ています。 」と。
また夕方見に来てくださいね、と言われ帰宅しました。
夕方までの時間がとても長く、どうやって過ごしたかよく覚えていません。
ずっと泣いていた気がします。
5時。
病院へ行きました。
良くなっていることを期待して・・・
でも、状態は変わっていない。
むしろ悪くなっていました。
座ることも出来なくなり床に横たわって上を向いて一生懸命呼吸をしていました。
必死にに生きようとしていました。
でも、その姿を見ていられなかった。
その時、私はこの後に待っているモカの運命を悟りました。
きっとそのまま酸素室にいても1日もたない。
うさぎは1日食べないとダメになってしまう。
その時点でモカは1日半、何も食べていませんでした。
「連れて帰ろう。」
旦那に会わせてあげたい。
ミルにあわせてあげたい。
抱きしめてあげたい。
旦那に電話をし、連れて帰ることにしました。
旦那は11:00まで帰ってこれない。
それまでもってくれますように・・・と祈りながら。